No4.2020.5.31
5月のある日、それはとても青空がきれいで、そよ風が心地よい朝でした。
ツバメが二羽、クリニックの周りを飛んでいるのが見えました。「コロナのことばかり考
えてるうちに、冬も春も過ぎて、もう夏も近いなあ・・」などと思いながら出勤している
と、なんと! クリニックの玄関自動ドアのセンサー上に巣作りを始めていました。
ツバメは幸運を運んでくるといわれています。
ここが、小児科クリニックと知っているはずもないのでしょうが、「こどもや赤ちゃん連れのお父さん、お母さんが来てるから、きっと安全。子育てに最適な場所」と考えたにちがいありません。堂々と、人が通る真上に巣を作ったのは、外敵であるカラスから雛を守るのに適しているからでしょうか。それとも、そこを通る人々がみんな子供好きの親切な人ばかりと知っているからでしょうか。
わが子を思う親心は、人間もツバメも一緒なのだろうと思いをめぐらせながら、「台風がきて巣が崩れませんように、カラスに卵を食べられませんように」と祈りつつ少しずつ出来上がる巣を眺めるのが楽しくなりました。
*来院される際には、ツバメのフンにお気を付けください。玄関の清掃、衛生に気を付けていますが、汚れに気が付いた時には受付までご連絡ください。どうぞ温かい目でツバメ夫
婦のいまから始まるであろう子育てを応援していただければと思います。
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